用途例 3
溶液コートフイルム
ニチゴーGポリマー™の水溶液を基材にコーティングすることで高いガスバリア性を付与することが可能です。
特 徴 |
品 種 |
粘度 1) (mPa•s) |
推定重合度 |
ケン化度 (mol%) |
融点 2) (℃) |
標準グレード |
BVE8049Q* |
4.5 |
450 |
≧99.0 |
190 |
低粘度タイプ |
AZF8035Q* |
3.0 |
300 |
≧98.0 |
172 |
1):JIS K 6726-1994に準ずる(4%水溶液 20℃ ヘプラー粘度計)
2):DSCで測定
*食品包装材料用推奨グレード
上記数値は、代表値であり、保証値ではありません。
・ 溶媒:水 又は、水/アルコール(例:水/エタノール エタノール 50wt%以下)
・ 溶液濃度:5-15%(コーティング装置、目標塗工厚み、ラインスピードによります)
・ 乾燥温度:70-120 ℃
接着性を確保するため、コロナ処理を行った基材フィルムの使用をお勧めします。
また、濡れ性、接着性の改良には、アンカーコート剤の使用も有効です。
ニチゴーGポリマー™:BVE8049Q
23 ℃ PET/樹脂=25/3μ
【アンカーコート剤(疎水性)】
濡れ性改善剤を添加することで、疎水性のアンカーコート層にも塗ることができます。
【濡れ性改善剤の紹介】
アンカーコート層の上にニチゴーGポリマー™水溶液を基材に塗工する場合には、濡れ性改善剤のご使用をお勧めします。
濡れ性改善剤 : オルフィン EXP-4123 (日信化学工業)
http://www.nissin-chem.co.jp/products/olfine.html
添加量:0.1wt%(ニチゴーGポリマー™水溶液に対して)濡れ性改善剤を添加することで、親水性のアンカーコーティング層はもとより、疎水性のアンカーコート層にも塗ることができます。
また、濡れ性改善剤の併用によるガスバリア性の低下はほとんどありません。
【濡れ性改善剤の効果】
濡れ性改善剤を使用することで、基材への濡れ性を改善できます。